■□ 電子透かし □■

まずはじめに
近年のインターネットの普及により画像や 音楽などのディジタル情報が簡単に 手に入るようになりました。例えば様々なホームページから 自分の気に入った写真や絵、それに音楽までをダウンロードできます。 また、パソコンを使えば 誰でも簡単に画像ソフトや音楽ソフトなどを コピーすることも編集することもできます。 最近では、インターネットを利用して、映像や音楽を配信できるようにもなりました。
このような背景のもと、ディジタル情報の著作権保護という新たな問題が生じています。 つまり誰もが簡単にディジタル情報を扱えるので、無断でコピーをしたり、許可なく 販売したりといった違法行為が行われる可能性があります。 その有力な解決策の一つとして“電子透かし”が注目されています。

“電子透かし”って何?
お札に入っている『透かし』と同じようなものです。 画像や音声などのディジタル情報に『透かし』としてなんらかの情報を 人が知覚できないように隠し持たせる技術のことです。
ただし情報を埋め込むわけですから元の画像や音声と比べると質が落ちる、つまり 劣化がおこります。 埋め込みにおいて画像や音声が劣化しすぎると使い物にならなくなります。 だからといってあまり強固にうめこむことを避けると 埋め込んだ情報が圧縮や悪意のある者に取り除かれる恐れがあります。 取り出しにおいても、誰がどのような状況のもとで取り出すかを考慮に いれなくてはいけません。
そこでどのような情報をどのように埋め込み、 またどのように取りだすかといった手法を考えなければいけません。

どうやって埋め込むの?
電子透かしの埋め込み方法には基本的に二通りあります。
一つは、波形や画素などの標本値に処理を施して透かし情報を埋め込む方法です。
画像の場合では、画素の輝度値に透かし情報を足し合わせるということになります。 この方法では埋め込みなどの処理は比較的簡単なのですが、透かし情報が 除去されないような工夫が必要となります。
もう一つは、画像データや音声データを周波数成分に変換し、 特定の周波数成分に透かし情報を埋め込む方法です。
周波数変換にはFFTやDCT、ウェーブレット変換などを利用します。 周波数変換を行うことで、透かし情報が除去されにくく、かつ画質の劣化を 抑えることができる領域に透かし情報を埋め込むことができます。

電子透かしは どんなところで利用されているの?
電子透かしには、様々な利用方法が考えられています。
まずはさきほど述べた著作権保護、またディジタル画像の改ざん検出、 ディジタルカメラで撮影した画像に対するインデクス情報の埋め込み、 秘密通信への利用などが考えられます。
そのなかでも著作権保護、インデクス情報の埋め込みについて詳しくは下のページへ!!

ディジタル情報の著作権保護
インデクス情報の埋め込み



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